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ミリドニアなう

バースデー小ネタ

2018リオットバースデーEP後妄想小ネタなリオアニ。
思い付きで書いているのでこういう謎タイミングで投下になってしまう。
エピローグネタバレなので一応たたみます。






今日はリオットさんの誕生日。お祝いのサプライズパーティは大いに盛り上がった。
だけど、私はその直前に起こったあの出来事のせいで主役であるリオットさんの顔が見られずにいた。リオットさんに視線を向ける度、その時のあれこれが蘇ってとにかく恥ずかしい。

「ナレクも眠そうだし、そろそろお開きにしようか」
宴会の盛り上がりもひと段落したころ、ヴィーからそんな言葉が発せられた。
「……俺様はぁ、まだ眠くなんかないぞ……!ムニャ……」
見ればナレクはグラスを手にしたまま舟をこいでいる。
確かにもういい時間だし、一応部外者の私はそろそろ帰ろうと席を立った。
「それじゃあ、私もそろそろおいとまします。今日はお誘いいただいてありがとうございました」
「ならば、屋敷までお送りしましょう」
「いえ!リオットさんは今日の主役なんですから、最後までパーティを楽しんでください!」
リオットさんが続いてすかさず席を立ったので、私は慌てた。その時。
「……ハッ!そうだ、この特大肖像画をリオットの家に運べ!いますぐだ!……ムニャ」
「りおっろ……けっろぅ……けっとうだ!!」
ナレクとミハルトさんが同時に声を上げる。
「ああ~そうだな!リオット、姫をお送りしてこい!姫、お疲れ様でした」
二人とリオットさんの間に立ちふさがるカルボさんに半ば強引に追い立てられ、私は結局リオットさんに送ってもらうことになってしまった。

帰り道、二人きりで歩いているのにいつまでも黙っているわけにもいかない。それに、私はまだ大事なことを言えていない。
「リオットさん」
意を決して声をかけると、リオットさんが顔をこちらに向けた。
「バタバタしてて言いそびれていましたが……お誕生日おめでとうございます。今日はこうしてリオットさんのお祝いができてうれしかったです」
私の言葉に、リオットさんは笑顔を見せてくれた。
「こちらこそ、姫に祝っていただけて嬉しく思います。ありがとうございます。……だが、良かった」
「何がですか?」
最後の意味深な呟きに、私は首を傾げる。
「祝いの席で、どうも姫は私を避けているように思えたので、何か私が無礼をしたのではないかと心配しておりました」
「そんな!無礼なんてされてないですよ!」
ただ私が勝手に恥ずかしくなっているだけで!とはもちろん言えない。
「それを聞いて安心しました。一日の終わりにこうして姫と言葉を交わし、姫の笑顔を見ることができ……今までで一番の誕生日となりました」
リオットさんはそう言って、本当に嬉しそうに微笑んだ。
その表情に、私は今日あの不思議な空間で味わったあれこれを思い出す。抱き上げる逞しい腕、いつもと違う見上げる視線、無事帰還したところでゆっくりと膝を折り、床に足をつけたときの靴音さえ鳴らないほど丁寧に私を下ろす動作のひとつひとつ……。
瞬時に自分の顔が熱くなる。
「あのっ、もうすぐそこなので大丈夫です!ありがとうございました!じゃ、また明日!」
気恥ずかしさに耐えかねてそう告げると、私はリオットさんの返事も待たずに駆け出した。屋敷に入る直前に元来た方を見ると、リオットさんが先程と変わらぬ場所に立ち、こちらを見守っていた。
逃げるように屋敷に駆け込んでも、心臓は高鳴り続ける。
……明日再びリオットさんに会う時までには、このドキドキする気持ちは収まるだろうか。



あの話のリオットさんはスケベットさん呼ばわりもやむなしと思ってるけど、姫をだっこしたままの件はそういう下心に加えて独占欲の表れだったりしたらたまらんなって思った。
リオットさんは独占欲があっても姫の行動を直接束縛したりはしない(で、姫を自分の望む方に変える)イメージだけど、あの場面では珍しくガッチリと捕まえて、姫が自分だけのものになっている状況に密かに心満たされている、とか…そういうのも良いな…
そんな男に抱かれたら(語弊)アニちゃんが顔を見れなくもなりますわ!

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