堅物とふわふわ DxP 2018年06月23日 リオット√中盤くらいのイメージのリオアニSSネタバレといえばネタバレ? +++ 多くの人で賑わう城下市に、昼下がりの温かな日差しが降り注ぐ。うららかな陽気に誘われたのか普段よりも人出の多い市場では、客引きをする売り子と値打ちの品を探す買い物客の声が盛んに飛び交っていた。 アニは今、そんな市場のとある店の前にいる。 アニの隣には護衛役のリオット。このアニの市場視察に同行・警護するために全力でスケジュールを調整したリオットだったが、そんな裏話はおくびにも出さず、店を覗くアニの様子を見守っていた。 その店先にはいくつもの鳥籠やオリが並べられ、その中には色鮮やかなオウムやインコ、子猫にフェレットなど、様々な動物が入れられていた。どの動物も少々窮屈そうではあるが、鳴いたり跳ねたり眠っていたりと至って元気そうだ。「いらっしゃいませ。愛玩動物のお店は初めてですか?」 手にウサギを抱き上げた商人の男がアニに声を掛けた。「はい、王都でも珍しいですよね。でも愛玩動物を飼える人って少ないんじゃあ……?」 アニが率直な疑問を口にすると、商人は抱き上げていたウサギをオリに戻しながら答えた。「その通り。本命は連れが貴族様のお屋敷に売りに行っておるのです。とはいえ、たまにここまで買いに来てくださる方もいらっしゃいますし、子供達が珍しい生き物を見て喜んだりもするので無駄にはならないのですよ」「へえ~。確かに、小動物って見ているだけでもかわいいですもんね」 アニはそう言ったが、一歩後ろにいるリオットの沈黙に決して同意することはできないという強固な意志を感じ、思わず苦笑した。「……まあ、感じ方は人それぞれですよね」 アニの言葉に商人は一瞬不思議そうな顔をするも、すぐにああ、と得心したような表情になる。「一口に動物と言っても好き嫌いがあるでしょう。お嬢さんはどんな動物がお好きですか?」 そう問われ、アニは慌てて言った。「いえいえ、うちはペットを飼う余裕なんてありませんので!」「そうリン!アニにはグリまるがいるからペットは必要ないのリン!」「わっ、グリまるいたの!?」 突如現れたグリまるに驚くアニと、更に半歩後ろに下がるリオット。「ライバルとうじょうの気配を感じてとんできたリン!」「守護獣なのに愛玩動物がライバル……?」「?なにか言ったリン?」「なんでもない」 ツッコミを胸に収めたアニが顔を上げると、商人がグリまるをじぃっ、と見つめていた。「これは初めて見る生き物だ……タヌキの一種か?」「グリまるはタヌキじゃないリン!」「あ~、とにかく、この子もいるし、ペットは間に合ってます!」 アニにそう言われ、商人は肩をすくめた。「そんな珍しい生き物に敵う動物は流石におりませんからね。どうです、そちらのお兄さんは……」「結構だ」 即答だった。「ハハ、残念。まあしばらくここに滞在するつもりですので、気が向いたらいつでもお越しください」 そう商人が言った時だった。 ガタンッ! 足元で大きな音がした。 アニ達が音のした方を見ると、オリの一つが倒れていた。そして、倒れた時の衝撃で留め具が外れたのか、フタが見事にぱっかりと開いていた。 それは一瞬だった。 オリから次々とウサギが飛び出し、各々好き勝手に、一目散に逃げていく。「まっ……待てーー!!」 商人の顔が真っ青になる。「いたっ、あそこ!」 言うや否や、アニがイナコ仕込みの俊足で駆け出す。「姫!?」 アニのとっさの行動に面食らったリオットが慌てて後に続く。「アニ、ここは任せるリン!」 アニについて後ろを飛ぶグリまるが言った。「もしかして、魔法でなんとかできる?」「できるリン!グリリングリリン、ウサギさん集まれリ~~~ン!」 ぽぉぉん!というファンシーな音と共に、辺りが光に包まれる。 眩い光が落ち着いたころ、そこにリオットが追いついた。「姫?!今の光は一体……?」「フフーン、団長さん、下を見るのリン」 何故か得意げなグリまるに言われるまま、リオットは目線を下げる。するとそこにはウサギが6羽、きれいに整列していた。「これは、グリまる殿が……?」「えっへん!なのリン!」「お見事です……。して、姫は何処へ?」 リオットの問いかけに「アニならグリまるといっしょに……」 と答えながら自分の隣を見るグリまる。しかしそこにアニはいない。「……あれれ~なのリン」 リオットが周囲に視線を走らせるが、アニの姿は見当たらない。 そこに先程の商人が息を切らしてやってきた。「ハア、ハア……おや、あなた方は……はっ!?」 足元のウサギに気づいて商人は信じられないという顔をする。「これは……あなた様方が捕まえてくださったのですか?」「そうなのリン!全員そろってるリン?」「ええ!全員、どころか1羽多いくらいですが……この栗毛のはウチのではありませんね」 商人は一安心といった様子で額の汗をぬぐいながら「本当にありがとうございます。あっそうだ、籠を持ってきますからもうちょっとだけこいつらを見ていていただけませんか?すみません!」 そう言うと、もと来た道を引き返していった。 取り残されたリオットとグリまる。先に口を開いたのはリオットだった。「グリまる殿、この場はお任せして良いだろうか。私は姫を探して参ります」 そう告げ、リオットはその場を離れようとする。 その時、栗毛のウサギが突然飛び出し、あろうことかリオットの鉄靴に覆われた足に小さな前足を掛けた。 硬直したリオットの顔色が瞬時に青ざめる。「もしかして……リン」 グリまるがウサギに近づき、その顔を覗き込む。「リーーーーーン!!」「いかがされた?」「このウサギが、アニなのリン」 リオットは己の耳を疑った。 人間がウサギになるなどあり得ない。しかし、アニの周りでは常識ではあり得ない現象がしばしば発生していることをリオットは身をもって知っていた。もしかしたら、人が動物に変身するなどという奇想天外な出来事も、いやしかし……。 リオットが常識と非常識の狭間で苦悩しているうちに、商人が籠を抱えて戻ってきた。「お待たせしました!……白と、黒と、グレーと、赤毛と、ブチ……と。助かりました。その栗毛のは……随分なついてるようですが、どうしましょうか」 問題のウサギは、未だリオットの足の上で、まるで何かを訴えかけるようにリオットを見上げている。「…………このウサギは、我々が預かろう」 眉間に皺を寄せたリオットが絞り出したような声で答える。「そうですか!ではお願いいたします。いやはや、あなた様方のような動物愛護の精神に溢れた方に出会えて嬉しく思います。困ったことがあればお力になりますので!」 現在まさに困ったことになっているのだが「ではウサギに姿を変えた人間を元に戻してくれ」などとは言えるはずもなく、リオットはただ黙って頷いた。 最後に、お嬢さんにもよろしくと言い残し、商人は自分の店へと帰っていった。 通りのど真ん中で立ち尽くすリオット。「……グリまる殿、本当にこのウサギがイナコの姫なのだろうか」「そうリン!間違いないリン!」 リオットは足元のウサギをまじまじと見つめた。 グリまるより一回り小さくいかにもかよわそうな小動物。先程リオットは寸でのところで堪えたが、もしも衝動のまま蹴り飛ばしていれば今頃は見るも無残な姿になっていただろう。想像してリオットの背筋に悪寒が走る。 人間がウサギに変身したなどという話を信じる方がおかしい。しかし、柔らかそうな栗色の毛並みとすみれ色のつぶらな瞳は確かにどこかアニを彷彿とさせる。リオットはややぎこちなく膝を折ると、目の前の生き物に問い掛けた。「……貴女は、姫か?」 瞬きひとつしない瞳がリオットを見つめ返す。ウサギは何も答えず、鼻をヒクヒクと動かしている。「……ウサギさんは、しゃべれないのリン」「知って、いる……!」 今日一番の苦々しい表情で歯を食いしばるリオットだったが、突如ハッと何かに気づいたかのように顔を上げる。 道行く人々がチラチラとリオット達に視線を向けていた。市場の真ん中であの堅物騎士団長がウサギを構っているとなれば、視線を集めるなという方が無理な話だ。 このままではまずい、そう判断したリオットは素早く立ち上がる。「ええい……!」 リオットは、自分のマントを外すと、それでウサギをくるみ腕に抱えた。そして足早に市場を後にしたのだった。 大通りの外れまで移動したリオットは、広場の芝生の上にウサギ入りのマントを下ろした。マントがもぞもぞと動き、中からウサギが顔を見せるも、辺りを警戒してかすぐにはそこから出てこない。「う~ん、困ったのリン……」 リオットの隣でグリまるがウサギを覗き込む。「これが姫だとして……グリまる殿は、元に戻す方法をご存じではないだろうか」「もとにもどす方法、あった気がするけど思い出せないリン……んーっと、えーっと~……」 グリまるがうんうんと唸っているうちに、ウサギがマントから這い出てきた。長い耳をぴんと立て、周囲の様子を窺っている。「思い出したリン!」 突然大きな声をあげたグリまるに、ウサギが驚いてビクリと体を震わせる。「こういうときは、愛するひとのキスで元にもどるのリン!」「……は……?」「愛のキス、リン!前よんだ本にそう書いてあったリン!!」 それを聞いたリオットの表情が渋くなる。「……それは、童話の本ではあるまいか」「童話?そうなのリン?」「子供向けの物語には、そういった結末のものがいくつかあったと記憶しておりますが……」「じゃあ、これはもとにもどす方法じゃないのリン……?」「わかりかねますが、おそらくは」 そうリオットに断じられ、グリまるがショックで口をあんぐりと開ける。しかし。「……それじゃあ本当のもとにもどす方法を調べてくるリン!アニはグリまるがたすけるリン!」 意外にもすぐに引き締まった表情に切り替わったグリまるから、頼もしい一言が飛び出す。 その言葉のまま任せていいものか考えあぐねているリオットに、「団長さんは、アニをまもっていてほしいリン。いつものアニならイヌワシだっててなずけられるけど、今はそうはいかないのリン」と、グリまるが頼む。そしてリオットの返事も待たず、よろしくリーンなどと言ってどこかへと飛んで行ってしまった。 一人……もとい、一人とウサギ一羽でその場に取り残され、リオットは大きなため息をついた。このウサギがアニだと完全に信じているわけでもないが、アニである可能性がある以上ここに放っておくこともできない。 ウサギはというと、ふんふんと芝生の匂いを嗅ぎ、続いて未だ地面に置きっぱなしのリオットのマントの匂いを嗅ぎ、それにあごを擦りつけていた。 通りを歩む人々に子供のはしゃぎ声、そよぐ風を受けてまた鼻をひくつかせているウサギ──その風景は、平和そのもの。一体こんな所で自分は何をしているのかと、リオットは心が折れそうになる。 その時だった。「そこにいるのは……リオット!?」 聞き覚えのある声にリオットが顔を上げると、これまた見覚えのある細身の団長服を身に纏った男が近づいてくるのが見えた。「今日こそ勝つ……決闘だ!!」 いつものように投げつけられるミハルトの白手袋。しかし、いつもと違ったのは手袋の落下地点にウサギがいたことだった。 突然頭上に降ってきた手袋に驚き、ウサギがぴょーんと飛び跳ねる。「ウサギ……!?こんなところで、珍しいな」 ミハルトがウサギに歩み寄り、身を屈める。「あれでケガをすることもないだろうが……よし、大丈夫だな」 そう言いながら、ミハルトはウサギの頭を撫でた。 それを見てリオットは思いっきり眉間に皺を寄せた。その顔に「面白くない」という感情がありありと浮かんでいるのは、もちろんミハルトが自分との決闘を放り出したから、ではない。「……おい、決闘はどうした」 低く唸るような声でリオットが言うと、ミハルトがハッとして立ち上がる。「そうだった、今日こそお前に――」「――いた!ミハルト団長ー!!」 一触即発の空気の中に割り込んできたのは第二騎士団の騎士達だった。「ミハルト団長、もうすぐ軍議が始まります!戻りましょう!」「そういうことですので、リオット団長も何卒、何卒ー!!」 騎士達がわらわらと集まりミハルトをリオットから引き離す。「くっ……、次こそは吠え面をかかせてやるからな!」 そう言い捨てて、ミハルトは城へと連行されていった。 再び広場に取り残された一人と一羽。依然アニの姿は見当たらず、グリまるも帰って来ない。 なぜ側にいながらアニを見失ってしまったのか。リオットは過去の自分の不甲斐なさに歯噛みする。 リオットにとって何よりも気がかりなのはアニの安否だった。ここで立ち尽くしていても事態は動かない、しかしこのウサギを置いても行けない。ならばウサギを連れて手がかりを探すしかない、そう結論を出したリオットは、傍らにいるウサギへ視線を落とす。するとウサギもリオットを見つめていた。グラデーションがかったすみれ色の瞳は、やはり似ている、とリオットに思わせた。 リオットは地面に膝をついてウサギと向かい合った。やはりこのような小さな生き物にどのくらいの力加減で触れたらいいのかはわからない。己の「苦手」がこのような形で障害になるとは夢にも思わなかったと、リオットは本日何度目かの溜息をつく。そしてふと、アニが何かを苦手としている場面を見た覚えがないことに思い当たる。 生き物やそれ以外の物にしても普段の様々な活動にしても、あるいは食べ物にしても、アニが何かを極端に嫌がるところをリオットは見たことがなかった。守るなどと言いながらウサギ一羽に触れることもできない自分などよりアニの方がよっぽど強い精神の持ち主ではないかと思うと、リオットは自嘲的な笑みが漏れるのを止められなかった。「……これほど己を情けなく思う日が来るとはな」 そう呟くと、リオットはゆっくりとウサギに向かって手を伸ばした。 アニにだって苦手なもののひとつくらいはあるだろう。他人の苦手を詮索するなど浅ましいこと、だけどもしアニにも秘めた弱みがあるのなら、自分にはいつかそれを見せてほしい。そんな身勝手なことを願いながら、リオットはウサギに触れ、慎重に持ち上げた。 リオットは緊張こそしていたが、普段小動物に触れた時のような寒気や恐怖は感じていなかった。今自分のすべきことはアニを無事に連れ戻すこと。リオットの胸を占めるのはただそれだけ。キスで人間に戻るなど荒唐無稽、だとか、小動物が苦手、だとか、そんなことは取るに足らないどうでもいいことで、アニが戻ればそれでよし、戻らなければ次の手立てを探すまでのことだった。 リオットの唇がそっとウサギの鼻先に触れる。 ぽぉぉん!と音と光がはじけ、リオットは思わず目を瞑った。 膝に軽い衝撃を感じて目を開けると、そこにいたのはウサギではなく、人間の少女だった。「うぅ……はっ!リ、リオットさんが大きく……じゃなくて、私、元に戻った……?」 アニがぱっと顔を上げると、リオットと目が合った。 はぁーーー、とリオットが大きく息を吐いて首を垂れる。「えっ、ちょっ、リオットさん?!」 自分の顔の真横にリオットの顔が急接近して慌てるアニだったが、そのままぐったりとして動かないリオットに今日一日の心労を慮る。こんなにも弱ったリオットを見るのは初めてで、それがアニの心をほんの少しくすぐるが、やはりこのような状態のリオットには申し訳ない気持ちが先に立った。「……リオットさん、色々とご迷惑をおかけしました」「いえ、姫の身を守れず不安な思いをさせてしまったのは私の失態。申し訳ございませんでした」 顔を上げたリオットは、やや疲れの色を残してはいたものの、いつもの騎士団長の表情に戻っていた。「こんなの事故みたいなものだし、リオットさんは悪くないですよ!それに、ずっと側にいてくださって心強かったです」 アニはそう言ったが、その表情と重い沈黙から、リオットが責任を感じているのは明白だった。リオットのそんな真面目すぎるところが、アニは時々心配になる。 アニが再び口を開こうとしたのと同時、おなじみの羽音とともにグリまるが姿を現した。「もどす方法、わかったのリーン!……って、もうもとにもどってるリーン!?」「グリまる!私を助けようと頑張ってくれてたんだよね。ありがとう!」「アニが無事でよかったのリン!やっぱり愛の力でもどったリン?」 その言葉にアニの顔が赤くなる。「あ、愛だなんて……!」「だって、ぴったりくっついてラブラブリン!」 グリまるにそう言われ、アニとリオットはハッとする。今の二人はといえば、アニがリオットの膝に乗り、その腰にリオットの両手が、ウサギだったアニを抱き上げた時のままの状態で添えられていた。リオットが素早く手を離し、アニも慌ててリオットの膝から降りた。「こっ、これは、そういうのじゃなくて……!」「その通りです……。姫、軽々しく御身に触れてしまい申し訳ない」「まあ二人がそう言うなら、そういうことにしておくリン?」 含み笑いのグリまるに、なんとなく視線をさまよわせるアニとリオットだったが、やがてリオットが仕切り直しとでも言うように咳払いをひとつした。「そろそろ日が暮れます。姫、送りますので屋敷へお戻りください」「は、はい!そうですね」「それじゃあ、グリまるもキャラバンにもどるリン!」 まだ明るいが日は傾き始め、市場では後片付けをしている店もちらほらと見られた。日が暮れたら今度は夜市が賑わうが、今日の視察はは昼の市だけというのがアニとリオットの事前の約束だった。 リオットに促されアニも歩き出す。歩きながら、アニは隣のリオットを見上げた。その横顔は、少し真面目すぎることもあるけれど、とても頼りになる「いつものリオット」の横顔だった。「リオットさん、私はリオットさんが情けないなんて思っていません」 藪から棒にそう言われ、リオットは僅かに眉を上げると気まずそうな表情を見せる。「本当は苦手なのに、ウサギになった私を守ってくれたリオットさんは、やっぱり強くて頼もしいと思います。助けてくださって、ありがとうございます」「お礼を言われるようなことはしておりません。それに、やはり苦手は克服しなければならない。今日改めてそれを痛感しました」「あはは……。でも、リオットさん、ウサギに触れていたじゃないですか」 それは苦手を少し克服した証拠ではないかとアニは考えたのだが、リオットは「……姫でなければ、触れようなどとは思えない」 そう、ぽつりと答えた。 その返答に、アニは妙な気恥ずかしさを覚える。小動物の話だとわかっていても違う意味に聞こえてしまうのがなんだか恥ずかしい。「しかし……」 何か言いかけ、そこで言葉を切ったリオットに、アニが首を傾げる。「え……?」「いえ、何でもありません」 その先を告げず黙って歩を進めるリオットは、ウサギでなければ口づけることなど許されなかったな、と心の中で密かに思うのだった。+++前もアニちゃんが巻き込まれる系の話書いたよね、引き出しが少ないから仕方ないね。あとグリまるの出番がやたら多い。アニちゃんはリオットさんのおひざに乗っかってほしい。もちろん向かい合って。それでいちゃいちゃしてほしい。