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ミリドニアなう

ちょっとアレなやつ

ちょっとエロ度高め…?のリオアニ短文。
ガチのエロはレンタルブログの規約上NGなので、引っ掛からない程度のやつ。というかそもそもガチなものが書けるのかというと…ハイ。
事前というの?そんな感じなので一応畳みます。







アニ、と低く甘い声が呼ぶ。
窓からわずかに漏れる星明りを頼りに、アニは自分を呼んだ声の主の元へと歩み寄る。
リオットはアニが手の届く距離まで近づくと、その肩を引き寄せ口づけた。
柔らかな唇を堪能しながら、リオットはアニを寝台に押し倒した。
「あ、待ってください」
突然、それまでの空気にそぐわない真顔でアニがそう言い、リオットの胸を押し返した。
三日ぶりに帰宅したその夜にまさかノーと言われることはないと思っているリオットだったが、中断された理由が思い当たらず訝しげな顔をする。
とりあえず身を起こし二人向き合う形になると、アニは真面目な顔で言った。
「あの……っ、今夜は、私ががんばります」
アニの考えはこうだった。いつもリオットに一から十までリードされて終わってしまう。相手は自分より年上なのだから任せておけばいいのかもしれないが、たまにはリオットだって「してもらう」立場に回りたいこともあるのではないか。だから今夜は自分に委ねてほしい──そう思っての行動だった。
対してリオットは「はあ……?」とアニの意図を汲みきれていない様子。
「だって、市場で奥様方がそんなようなことを言っていたし……じゃなくて、リオットさんも働きづめでお疲れだろうし……とにかく!いつも私がしてもらってばかりだから」
アニはリオットに乗り上げると、リオットの唇を奪った。ぺろりと相手の唇を舐め、自分のそれを押し当てる。やがて、ちゅっと音を立てて唇を離すと、頬を上気させたアニがリオットを覗き込んだ。
「だから、私が、がんばります」
そう言うと、アニはリオットのシャツに手を掛けた。
「アニ、私を気遣ってのことなら、その必要はない」
「気を遣うとかそういうのじゃなくて……私がそうしたいんです」
リオットの言葉に構わず、アニはひとつずつシャツのボタンを外していく。
不慣れな手つきでやっと全てのボタンを外し終えると、はだけたシャツの隙間から手を差し入れて素肌に触れる。リオットの胸の下から腹にかけて伸びるひときわ大きな傷跡を細い指先が慈しむようになぞる。その手はゆっくりと下りていき、ズボン越しにリオットの下半身に触れた。
「……、このペースでは……」
リオットの吐く息に僅かに熱が籠る。
「どうしても、譲らないおつもりか」
「ゆっ、譲りません!」
アニは恥じらいながらもきっぱりと言い切った。そして、ズボンに手を掛けたところで、リオットに手首を掴まれた。アニがきょとんとした顔でリオットを見上げる。
「ご存知だと思うが、相手が本気ならば、私は全力をもって迎え撃つ」
「……へ?」
思わぬ方向に話が進み、アニが呆けた声を出す。
「生憎、私も主導権を譲る気はない」
そこでアニは、いつの間にか事態がリオットとの主導権争いに発展していたらしいことに気づく。
焦って腕でリオットを押しやろうとするも、抵抗空しく寝具の上にころんと転がされたアニの寝間着の裾から、リオットの手が忍び込む。
「貴女もそれを望むというのなら……」
無骨な掌が胸から腹へゆっくりと滑り下り、下腹部の上でぴたりと止まった。青灰色の双眸が鋭く細められ、口の端が吊り上がる。
「私から、奪い取ってみせるといい」
掌が宛がわれたその場所の奥底が疼くのと同時、アニは自分の試みが今にも失敗しようとしていることを悟る。更なる抵抗を重ねるか、それとも白旗を上げるか悩む隙すら与えずに、リオットはアニに深く深く口づける。
そうして二人の夜は更けていくのだった。





我慢できないリオットさんの巻。
雪中訓練の「(やる気まんまんなら)打ち負かすのみ」のフラグ(違)を回収したかったんです…

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