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ミリドニアなう

第4弾

4本目はリオット視点の恋人リオアニ。
ムッツリスケベ?オープンスケベ?なリオットさん注意。



恋人とは一秒でも長く共にいたいもの。普段遠く離れた場所で過ごしているのならば、なおのこと。その緩やかに波打つ髪を梳き、薄い肩を引き寄せ、幾度重ねても足りることはない柔い唇に口づけたいと望むのは当然のことだろう。
そうして久々の逢瀬で望むまま唇を触れ合わせているうちに、姫が落ち着かない様子で身じろいだ。遂には手でこちらの胸を押し返す仕草を見せたので、私は口づけを中断し姫の顔を覗き込んだ。
「……姫?」
姫はそわそわと視線を彷徨わせている。
「あの……触り方が、ちょっと……」
しばし言い淀んだ後、この密着した距離でやっと聞こえるくらいの音量で姫が囁く。
「……ちょっと、やらしいかな、って…………」
姫にそう言われて今の状況を確認する。
姫を包み込むように抱きしめていたはずの両腕がいつの間にかマントの下に差し込まれており、あろうことかその手は姫の臀部にあてがわれていた。
思い返してみればつい先程まで、姫の背中から腰にかけて身体の線を確かめる様に掌でなぞっていた気がする。無意識のうちにこの腕は己の欲求に忠実に動いていたらしい。
私は慌てて両手を上げた。
「っ、申し訳ない。姫に不快な思いをさせるつもりはなかったのだが……」
「いえ、不快という程では……でも、誰か来るかもしれないし……」
「………………」
「………………」
沈黙が辺りを満たす。姫は私から目をそらし、気まずさと恥ずかしさの混じった空気を醸し出している。
しかし、私の中では気まずさよりもある疑問の方が大きな割合を占めていた。疑問点は解消しなくてはならない。
「姫は、私にこのように触れられても不快ではない、と?」
「ぅえっ?!」
「私は、姫に触れると、ついもっと貴女を感じたいという想いが溢れて、それが行動にも出てしまう。しかし、姫がそれを不愉快に感じるのなら全力で抑えましょう」
姫の顔は紅潮し、瞳は僅かに潤んで見えた。
「…………姫」
姫の目を見つめ、私は返答を促した。正直なところ、姫が私を否定するようなことを言うはずがないことはわかっている。しかし私はどうしても姫の言葉が――姫が私を受け入れた瞬間の、頭が喜びで塗り潰されるあの感覚が欲しかった。
「……そんなの、答えらないですっ!!」
姫は真っ赤な顔でそう叫ぶとそっぽを向いてしまった。
これほどあけすけに触れたいなどと言われれば恥じらって当然だろう。それでも本気で怒るでもなく、私の手の届く距離に留まっている姫は些か人が好すぎるのではないかと、まるで他人事のように思う。
そして結局その人の好さにつけこんで、私は姫の細い身体に再び腕を伸ばすのだった。あまり執拗に触れないように、という自制心が明日にも残っているかどうかは、自分でもわからない。



個人的にはアニちゃんへのスケベ心駄々洩れリオットさん大歓迎なんだ(・∀・)b

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