dmpr雑感 DxP 2018年01月20日 誕生祭記事に拍手ありがとうございます!リオアニ好きさんがいらしてくれた、その事実が嬉しいです!+++アニメ、2話で侍女さんたちがフィーチャーされてガッツポーズ。アニちゃんとの絡みがかわいい。そしてOPのあのカットからしてこれはミハルト・カルボの出番もワンチャンある…!ということは必然的にリオットさんにスポットが当たる…!?…と、いいなあ……+++バースデーイベントのエピローグで「ナチュラルスケベットさん」ってコメがあって吹いたんですが…リオットさんの構成要素にはスケベが含まれるとみなしてよろしいですか??でもあるよねー本編エピローグであんだけイチャイチャしてたもんねー。そんでもって、アニちゃんがいちいち可愛く恥じらうから嗜虐心とか独占欲とかがくすぐられちゃうんだよねーー。リオアニ最高か…
第5弾 0112BD 2018年01月18日 5本目は、最後だからと言って何か仕掛けがある訳でもないリオ→←アニ。■夜の市街を歩くアニ。隣にはリオットが護衛として供をしている。盛り場へ出れば違うのだろうが、城から貴族街へのその道は静寂に包まれ、すれ違う人もほとんどいない。「今夜は星がよく見えますね」ふと、空を見上げてアニが言った。つられるようにリオットも空を見て肯いた。「ああ、そうですね」「あの星があそこにあるってことは……こっちが北、ということは、イナコはあっち、ですね」「姫は星から方角を知る術をご存じなのですね」少し驚いたような声音でリオットが尋ねる。「はい、トムソンさんから教わりました!夜迷子になったら星を見なさいって」アニがきりりと逞しい顔つきで答える。それを聞いたリオットは、視線は空に向けたまま、口元をわずかに緩めた。「そうですか。私も遠征で夜通し移動するときなどは、星を頼りに進みました」「そういえば、夜間訓練もするっておっしゃってましたもんね」「ええ。しかし、星の見方を教わったのは騎士になるずっと前……幼い、子供の頃でした」「……、そうなんですね」アニは一瞬目を見張り、そしてすぐに笑顔になる。わずかな星明りの下でも、リオットにはその笑顔が何よりも輝いて見えた。眩しいものを見るように、リオットは目を細めた。「でも、何だか不思議です」笑みを浮かべたまま、アニは話を続ける。「何がですか?」「私とリオットさん、全然違う場所にいたのに同じ星を見ていたかもしれないって思うと不思議な気持ちです。私の知らないところで、リオットさんが確かに生きてたんだなあ、みたいな……すみません、何言ってるのかわからないですよね」苦笑するアニに、やや間を置いてリオットが答えた。「少し、わかるかもしれません」「え?」アニが意外そうにリオットを見上げる。「貴女と私は確かに同じ時を生きていて、そして貴女は、いつでも家族や民の愛に包まれていたのだろうと、そう感じます」そう言葉を紡ぐリオットの声はどこまでも穏やかだった。リオットのその言葉と表情に、アニの胸がきゅっと締め付けられる。それ以上何も言えず再び星空を眺めるアニの手を、リオットの手が包み込む。「余所見をしていると危ない」そうは言いながらも、空を見るのを咎めるでもなく、リオットはアニと歩調を合わせる。「あ、ありがとうございます……」アニは礼を述べながら顔が熱くなるのを感じた。会話が途切れ、二人は黙って遠い空と、隣の相手に思いを馳せる。導くように導かれるように手を繋ぎ歩む二人を、星明りが照らしていた。■似てないようで似ている、でも近くて遠い、そんな感じのリオアニ。いろいろ葛藤もあったと思うけど、その距離感をグイグイ詰めてきて最終的にゼロ距離になるのがリオット√のいいところ。ということで、リオット誕生祭ひとまず終了!自己満企画でしたが、閲覧してくださった方に少しでも萌えていただけていたら嬉しいです。せっかくお越しいただいたのに萌えていただけていなかったら申し訳ないですが、私はやりきった達成感でスッキリしています!最後にもう一度、リオットさんお誕生日おめでとうございます!アニちゃんとお幸せに!!
第4弾 0112BD 2018年01月16日 4本目はリオット視点の恋人リオアニ。ムッツリスケベ?オープンスケベ?なリオットさん注意。■恋人とは一秒でも長く共にいたいもの。普段遠く離れた場所で過ごしているのならば、なおのこと。その緩やかに波打つ髪を梳き、薄い肩を引き寄せ、幾度重ねても足りることはない柔い唇に口づけたいと望むのは当然のことだろう。そうして久々の逢瀬で望むまま唇を触れ合わせているうちに、姫が落ち着かない様子で身じろいだ。遂には手でこちらの胸を押し返す仕草を見せたので、私は口づけを中断し姫の顔を覗き込んだ。「……姫?」姫はそわそわと視線を彷徨わせている。「あの……触り方が、ちょっと……」しばし言い淀んだ後、この密着した距離でやっと聞こえるくらいの音量で姫が囁く。「……ちょっと、やらしいかな、って…………」姫にそう言われて今の状況を確認する。姫を包み込むように抱きしめていたはずの両腕がいつの間にかマントの下に差し込まれており、あろうことかその手は姫の臀部にあてがわれていた。思い返してみればつい先程まで、姫の背中から腰にかけて身体の線を確かめる様に掌でなぞっていた気がする。無意識のうちにこの腕は己の欲求に忠実に動いていたらしい。私は慌てて両手を上げた。「っ、申し訳ない。姫に不快な思いをさせるつもりはなかったのだが……」「いえ、不快という程では……でも、誰か来るかもしれないし……」「………………」「………………」沈黙が辺りを満たす。姫は私から目をそらし、気まずさと恥ずかしさの混じった空気を醸し出している。しかし、私の中では気まずさよりもある疑問の方が大きな割合を占めていた。疑問点は解消しなくてはならない。「姫は、私にこのように触れられても不快ではない、と?」「ぅえっ?!」「私は、姫に触れると、ついもっと貴女を感じたいという想いが溢れて、それが行動にも出てしまう。しかし、姫がそれを不愉快に感じるのなら全力で抑えましょう」姫の顔は紅潮し、瞳は僅かに潤んで見えた。「…………姫」姫の目を見つめ、私は返答を促した。正直なところ、姫が私を否定するようなことを言うはずがないことはわかっている。しかし私はどうしても姫の言葉が――姫が私を受け入れた瞬間の、頭が喜びで塗り潰されるあの感覚が欲しかった。「……そんなの、答えらないですっ!!」姫は真っ赤な顔でそう叫ぶとそっぽを向いてしまった。これほどあけすけに触れたいなどと言われれば恥じらって当然だろう。それでも本気で怒るでもなく、私の手の届く距離に留まっている姫は些か人が好すぎるのではないかと、まるで他人事のように思う。そして結局その人の好さにつけこんで、私は姫の細い身体に再び腕を伸ばすのだった。あまり執拗に触れないように、という自制心が明日にも残っているかどうかは、自分でもわからない。■個人的にはアニちゃんへのスケベ心駄々洩れリオットさん大歓迎なんだ(・∀・)b
地底攻防戦線 0112BD 2018年01月14日 タイトルからおかしいリオットさんバースデーイベント。初見時あのスチルチラ見せバナーで速攻やられました。あれは卑怯だ…。つづきにネタバレ含む感想。 つづきはこちら
第3弾 0112BD 2018年01月14日 以前の記事に拍手ありがとうございます!3本目は、本企画唯一リオアニではない、リオットとナレクの過去捏造小話です。■ミリドニア王国騎士団修練場。その中央に、美しい赤髪が目を引く少年が憮然とした面持ちで立っている。彼の前には黒髪の青年が、こちらもやや不満げな表情で相対していた。「ナレク王子、そういうわけで今日からはこのリオットが王子の剣の師を務めさせていただきますので」青年の隣に立つ男が告げる。「おい、カルボ」青年リオットがじろりと隣の男を睨みつけるが、男は全く意に介していない。「師匠というから、もっと副将軍みたいのが来ると思ったぞ」「副将軍程の豪傑を師に望むとは、流石はナレク王子、気概が違う」「俺様の師だ。そういう者がふさわしいだろう!」怖いもの知らずが過ぎるナレクの発言をさらりと流し、食えない笑顔でカルボが言った。「おっしゃる通りですがナレク王子、このリオットも騎士団若手随一の腕の持ち主。まずはこいつで肩慣らしをと、それが王のお考えです」そこでリオットがカルボに小声で噛みつく。「おい、俺は実践に出たいんだ、この役目をそういつまでもは――」「わかってるって。急がば回れと言うだろ?時にはこーゆーのも必要なんだよ」リオットの不平を、カルボは変わらぬ笑顔でかわす。「それに言っただろ、『王のお考え』だって」その一言に、リオットが言葉を詰まらせる。「……これは必ずお前の為になる。だから、ほれ、さっさと王子に挨拶しろ」そう言ってカルボはリオットを肘で突く。最後にカルボをもう一睨みすると、リオットは息を吐き、そしてナレクへと向き直った。「第3騎士団所属、リオット・ヴォルテ。ナレク王子の師の務め、全力で全ういたします」その真剣な眼差しは、真っ直ぐにナレクへと向けられていた。「いいだろう!お前なんか5秒でぼこぼこにしてやる!」自信満々でそう言い切ったナレクに、リオットの眼差しが早くも曇りかける。だがしかし、とリオットは思い直す。これは王の命。ならば全身全霊でそれを果たさねばならない。両者向かい合い、剣を構える。「準備はよろしいですね。では……始め!」こうして、リオットの苦悩と忍耐の日々の幕が開けた。■本当はもう少し先まで考えた、けど時間の都合でここで切った。あと、ヴィーノも話に絡めたかったけど、力量が足りなかった…。リオットが第3所属とかものすごい捏造だけど、本編を読むとカルボについていたように取れなくもないのでそんな設定にしてみた。リオットさんも若いころはまだやんちゃさが抜け切れてなかったりするんじゃないかな?という妄想。